オルタード・カーボンの入門映画の『オルタード・カーボン: リスリーブド』

 『オルタード・カーボン: リスリーブド』はオルタード・カーボンシリーズの入門映画としての立ち位置である。オルタード・カーボンを3Dアニメ化することによって、アニメが好きな人をオルタード・カーボンの世界に引き込むことができる。また、丁寧にこの映画はオルタード・カーボンの世界観を説明している。
 本作の物語はリスリーブドという点に着眼しすぎていて何か物足りない。スリーブと書いてあるように体というものはこの世界では使いすてなのである。なので、Reとメールの返信のように再び新たな身体を手にするのである。本作はこの設定の可能性を提示してくれているものの、今回の話の筋はいたって単純。体を乗っ取り続けて永遠と王座に居座るという内容である。
 本作は完結した映画というよりは一つのエピソードとしてみるのが妥当である。映画としては物足りない、しかしながら、連続ドラマの最初のお話としては十分である。物語の展開も当たり障りのないことから、本編への世界観への配慮が伺える。つまり、リスリーブドは最初からこの映画単体で完成できるように作られている作品ではないのである。
 結論としてこの作品は本編の宣伝動画である。オルタード・カーボンの面白そうな世界観に触れることができる作品である。映画としてはあまり面白くないので、面白さを求めるのであれば本編を見た方がいい。

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